EventBridgeとは?
Amazon EventBridgeは、アプリケーション間でイベントを簡単に接続できるサーバーレスのイベントバスサービスです。異なるサービスやアプリケーションが、リアルタイムでイベントを送受信できる「配送センター」のような役割を果たします。
📦 配送センターで考えるEventBridge
🏢 配送センター(EventBridge)
全国から荷物(イベント)が集まり、適切な宛先に配送される巨大な物流センター
Event Source
(イベントソース)
荷物を送る人や会社。様々なAWSサービスやカスタムアプリケーションがイベントを発生させます。
Event Bus
(イベントバス)
イベントが流れる中央のチャネル。すべてのイベントがここを通過して適切な宛先に向かいます。
Rules
(ルール)
どのイベントをどのターゲットに送るかを決める設定。イベントの内容に基づいて自動的に振り分けます。
Target
(ターゲット)
イベントを受け取って処理するサービス。Lambda関数、SQS、SNSなど様々なAWSサービスが対象になります。
🔄 EventBridgeの動作フロー
1. イベント発生
EC2、S3などのサービスでイベントが発生
2. EventBusに送信
イベントがEventBusに送られる
3. ルールで判定
設定されたルールでイベントを評価
4. ターゲットに配信
条件に合うターゲットにイベントを送信
📹 CloudTrail × EventBridge の連携
🏢 配送センターの監視システム
CloudTrail = 監視カメラ、EventBridge = 緊急時の自動対応システム
CloudTrail
配送センター内のすべての活動を記録する監視カメラシステム。誰が、いつ、何をしたかを詳細に記録
EventBridge連携
監視カメラが異常を検知すると、自動的にアラートを発信し、適切な担当者に通知
API監視
CloudTrailがAPIコールを記録し、EventBridgeが異常なアクセスパターンを検知して即座にアラート
セキュリティ自動化
不審なログイン試行やリソース変更を検知すると、自動的にセキュリティ対策を実行
コンプライアンス
ガバナンス違反や設定変更を即座に検知し、関係者へ通知してコンプライアンスを維持
リアルタイム対応
CloudTrailの記録をリアルタイムで分析し、即座に必要なアクションを自動実行
🎯 CloudTrail × EventBridge の実用例
🚨 セキュリティインシデント対応
シナリオ: root アカウントでのログイン検知
動作: CloudTrail → EventBridge → Lambda → Slack通知 + IAM無効化
⚙️ リソース変更追跡
シナリオ: 本番環境でのEC2インスタンス終了
動作: CloudTrail → EventBridge → SNS → 管理者即時通知
📋 コンプライアンス監視
シナリオ: S3バケットの公開設定変更
動作: CloudTrail → EventBridge → Lambda → 自動修正 + 監査ログ記録
💰 コスト最適化
シナリオ: 大きなインスタンスタイプの起動
動作: CloudTrail → EventBridge → Cost Alert → 承認ワークフロー起動
✨ EventBridgeの主なメリット
🔧 簡単な統合
コードを書かずにサービス同士を連携可能
⚡ リアルタイム処理
イベントが発生すると即座に処理を実行
📈 自動スケーリング
イベント量に応じて自動的にスケール
💰 コスト効率
使った分だけの従量課金制
🔒 高い信頼性
AWSの堅牢なインフラで安定動作
🎯 柔軟なルーティング
複雑な条件でのイベント振り分けが可能