ゲートウェイとは?

AWSのVPC(Virtual Private Cloud)内のリソースがインターネットやAWS上の他のサービスと通信するためには、 ゲートウェイ が必要です。ゲートウェイは、異なるネットワーク間の「出入り口」として機能します。それぞれのゲートウェイには特徴があり、用途に合わせて使い分けることが重要です。

ゲートウェイとはの図 ネットワーキングに関するAWS技術アーキテクチャを視覚的に表現した図。

Internet Gateway

インバウンド通信 ✅ 可能
アウトバウンド通信 ✅ 可能

VPC内のリソースとインターネット間の 双方向通信を可能 にするゲートウェイです。

  • パブリックIPアドレスを持つリソース(EC2など)が必要
  • 無料で利用可能(データ転送料のみ発生)
  • 水平スケーリングで高可用性を自動的に確保
  • パブリックサブネット内のリソースに使用

主な用途

Webサーバー、パブリックAPIなど、インターネットからのアクセスが必要なサービスの提供

ネットワーキングの技術構成図 Webサーバー、パブリックAPIなど、インターネットからのアクセスが必要なサービスの提供。矢印や接続線で構成された図。

NAT Gateway

インバウンド通信 ❌ 不可
アウトバウンド通信 ✅ 可能

プライベートサブネット内のリソースが インターネットへの一方向(アウトバウンドのみ) の通信を行うためのゲートウェイです。

  • プライベートIPアドレスのリソースでもインターネットアクセス可能
  • 有料サービス(時間料金+データ処理料)
  • AZ単位でデプロイする必要がある
  • IPv4トラフィックのみをサポート

主な用途

データベースサーバー、内部APIサーバーなど、外部からのアクセスは不要だがアップデートやパッチ取得のためのインターネット接続が必要なリソース

ネットワーキングの技術構成図 データベースサーバー、内部APIサーバーなど、外部からのアクセスは不要だがアップデートやパッチ取得のためのインターネット接続が必要なリソース。矢印や接続線で構成された図。

Egress-only Internet Gateway

インバウンド通信 ❌ 不可
アウトバウンド通信 ✅ 可能

IPv6アドレスを持つリソースが インターネットへのアウトバウンド通信のみ を行うためのゲートウェイです。NAT GatewayのIPv6版と考えられます。

  • IPv6トラフィックのみをサポート
  • 無料で利用可能(データ転送料のみ発生)
  • VPC単位でデプロイされる
  • ステートフルなファイアウォールとして機能

主な用途

IPv6を使用するプライベートリソースがインターネットにアクセスする必要があるケース(モダンなアプリケーションやIPv6対応が必要な環境)

トラフィックフロー図解

Internet Gateway

Internet Gatewayの図 1個のノード(円形)、5個のコンポーネント(矩形)、矢印や接続線で構成された図。6個のラベル付き要素を含む。 AWS Cloud VPC パブリックサブネット EC2 IGW Internet

NAT Gateway

NAT Gatewayの図 1個のノード(円形)、7個のコンポーネント(矩形)、矢印や接続線で構成された図。8個のラベル付き要素を含む。 AWS Cloud VPC パブリックサブネット NAT GW プライベートサブネット EC2 IGW Internet

Egress-only Internet Gateway

Egress-only Internet Gatewayの図 1個のノード(円形)、5個のコンポーネント(矩形)、矢印や接続線で構成された図。9個のラベル付き要素を含む。 AWS Cloud VPC プライベートサブネット (IPv6対応) EC2 Egress-only IGW Internet IPv6
機能 Internet Gateway NAT Gateway Egress-only Internet Gateway
通信方向 双方向(インバウンド+アウトバウンド) 一方向(アウトバウンドのみ) 一方向(アウトバウンドのみ)
サポートするIP IPv4 & IPv6 IPv4のみ IPv6のみ
コスト 無料(データ転送料のみ) 時間料金+データ処理料 無料(データ転送料のみ)
高可用性 自動的に高可用(冗長) AZ単位でデプロイ必要 自動的に高可用(冗長)
リソース要件 パブリックIPアドレスが必要 プライベートIPで可 IPv6アドレスが必要
セキュリティレベル 低(直接インターネットに公開) 高(外部からアクセス不可) 高(外部からアクセス不可)

選択ガイド:どのゲートウェイを使うべき?

シンプルな選択基準:

使いどころ

  • Internet Gateway : 公開サービス、静的WebサイトのホスティングなどにIPv4/IPv6双方への対応が必要な場合
  • NAT Gateway : プライベートサブネット内のリソースがインターネットへアクセスする必要がある場合(ソフトウェア更新など)
  • Egress-only Internet Gateway : IPv6環境でアウトバウンド通信のみが必要な場合

Created by SSuzuki1063

AWS SAP Learning Resources

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