専用接続 = 自分専用の高速道路IC
物理ポートを自社で確保。1 / 10 / 100 Gbps の大容量通信
ホステッド接続 = パートナーのIC間借り
パートナー経由。50 Mbps〜10 Gbps で小回りが利く
VIF数が最大の違い
専用接続は最大51本(50 + 1)。ホステッド接続は1本のみ
規模と柔軟性で選ぶ
大規模・多接続先 → 専用、小〜中規模・手軽に → ホステッド
専用接続
= 自社専用ICを建設
🏢 自社
データセンター
データセンター
━━▶
専用光ケーブル
📍 DXロケーション
自社専用ポート
自社専用ポート
━━▶
AWS内部NW
☁️ AWS
クラウド
クラウド
高速道路に自社専用のIC(出入口)を建設するイメージです。物理ポートを自社で占有するため、太い道路(1 / 10 / 100 Gbps)を自由に使え、行き先(VIF)も最大51か所まで分岐できます。
ホステッド接続
= パートナーのICを間借り
🏢 自社
データセンター
データセンター
──▶
パートナー経由
🏪 DXパートナー
共有ポート
共有ポート
──▶
AWS内部NW
☁️ AWS
クラウド
クラウド
パートナー企業が持つ既設のIC(出入口)を間借りするイメージです。自分でICを建設する必要がなく手軽ですが、使える道幅は50 Mbps〜10 Gbpsで、行き先(VIF)は1か所だけに限定されます。
📊
接続タイプ詳細スペック
それぞれの接続タイプの技術的な仕様を比較します。ポイントは「帯域幅」「VIF数」「提供形態」の3つです。
🏗️
専用接続
Dedicated Connection
提供場所
AWS Direct Connectロケーションで物理ポートをプロビジョニング
帯域幅
1 Gbps
10 Gbps
100 Gbps
VIF(仮想インターフェース)
最大 50 のプライベート/パブリックVIF
+ 1 のトランジットVIF
+ 1 のトランジットVIF
契約形態
AWSに直接申し込み。
物理ポートを自社で占有
物理ポートを自社で占有
🤝
ホステッド接続
Hosted Connection
提供方法
AWS Direct Connect パートナーを通じて提供
帯域幅
50 Mbps ~ 10 Gbps
さまざまな容量から選択可能
さまざまな容量から選択可能
VIF(仮想インターフェース)
接続1つにつき 1つのVIFのみ
(プライベート/パブリック/トランジットのいずれか)
(プライベート/パブリック/トランジットのいずれか)
契約形態
パートナー企業経由で申し込み。
物理ポートはパートナーと共有
物理ポートはパートナーと共有
🔀
VIF(仮想インターフェース)の違いを図解
VIFは「1本の物理回線の中に作れる仮想的なトンネル」です。行き先(接続先)ごとにトンネルを分けるイメージです。
🏗️ 専用接続のVIF構成
🔒 プライベートVIF ①
🔒 プライベートVIF ②
🌐 パブリックVIF ①
… 最大50本まで追加可能
🚇 トランジットVIF ①
プライベート/パブリックVIF:合計最大50本
トランジットVIF:最大1本
トランジットVIF:最大1本
🤝 ホステッド接続のVIF構成
🔒 プライベートVIF
── または ──
🌐 パブリックVIF
── または ──
🚇 トランジットVIF
接続1つにつきいずれか1本のみ選択
複数必要な場合は接続自体を追加
複数必要な場合は接続自体を追加
🌐
物理的な接続構成
Direct Connectは、顧客環境 → DXロケーション → AWSクラウド の3地点を物理的に結ぶ構成です。
顧客環境
自社データセンター
またはオフィス
(顧客ルーター)
またはオフィス
(顧客ルーター)
クロスコネクト
(物理ケーブル)
(物理ケーブル)
DX ロケーション
コロケーション施設
専用接続 → 自社ポート
ホステッド → パートナーポート
専用接続 → 自社ポート
ホステッド → パートナーポート
AWSバックボーン
ネットワーク
ネットワーク
AWS クラウド
VPC / AWSサービス
プライベートVIF → VPC
パブリックVIF → S3等
トランジットVIF → TGW
プライベートVIF → VPC
パブリックVIF → S3等
トランジットVIF → TGW
📋
一目でわかる比較表
| 比較項目 | 🏗️ 専用接続(Dedicated) | 🤝 ホステッド接続(Hosted) |
|---|---|---|
| 申し込み先 | AWSに直接リクエスト | DXパートナー経由 |
| 物理ポート | 自社専用 | パートナーと共有 |
| 帯域幅 | 1 / 10 / 100 Gbps | 50 Mbps ~ 10 Gbps |
| VIF数 | 最大 50(Private/Public) + 1(Transit) |
1つのみ (Private / Public / Transit) |
| プロビジョニング | LOA-CFA取得後にクロスコネクト設定 | パートナーが設定を代行 |
| 初期費用感 | 高い(ポート占有・回線工事) | 低い(パートナー設備を利用) |
| 適するケース | 大規模・多VPC・高帯域 | 中小規模・初期導入・テスト |
| たとえ話 | 🛣️ 自社専用のIC建設 | 🤝 パートナーのIC間借り |
🎯
どちらを選ぶ?判断ガイド
🏗️ 専用接続を選ぶべき場合
- 1 Gbps以上の大容量通信が必要
- 複数のVPCやAWSサービスに同時接続したい
- 帯域幅の確実な確保が必要(SLA要件)
- 100 Gbpsの超大容量が必要
- 物理ポートの完全な管理権限が欲しい
- 既にDXロケーションに自社設備がある
🤝 ホステッド接続を選ぶべき場合
- 1 Gbps未満の帯域幅で十分
- 単一のVPCへの接続だけが必要
- 初期コストを抑えてDirect Connectを試したい
- DXロケーションに自社設備がない
- パートナーの運用サポートを活用したい
- 段階的にスケールアップする予定
📝
試験対策・実務Tips
VIF数の暗記がカギ
専用接続=最大51(50+1)本。ホステッド接続=1本のみ。この数字は試験頻出です。「複数VPCに接続したい」と来たら専用接続を選びましょう。
LOA-CFAとは?
Letter of Authorization and Connecting Facility Assignmentの略。専用接続の申請後にAWSから届く認可書で、これを持ってDXロケーションでクロスコネクトを設置します。
ホステッド接続の追加
ホステッド接続で複数VIFが必要な場合は、接続自体を複数作成します。パートナーに追加接続を依頼することで柔軟に対応できます。