AWS CloudFront オリジングループ

バックアップ機能でコンテンツ配信を止めない!

オリジングループって何?

簡単に言うと: コンテンツの取得元(オリジン)にバックアップを用意して、メインのサーバーが故障したときに自動的に切り替える仕組みです。

オリジングループって何の図 簡単に言うと: コンテンツの取得元(オリジン)にバックアップを用意して、メインのサーバーが故障したときに自動的に切り替える仕組みです。3個のノード(円形)、7個のコンポーネント(矩形)、矢印や接続線で構成された図。17個のラベル付き要素を含む。 CloudFrontオリジングループの基本的な仕組み ユーザー CloudFront 世界中の エッジサーバー オリジングループ メイン サーバー バックアップ サーバー リクエスト 1 2 自動切替 × ① 通常時:メインサーバーに接続 ② 障害時:バックアップに自動切替
重要ポイント: オリジングループは バックアップのための仕組み です。負荷分散ではなく、メインサーバーが正常なときはバックアップサーバーは使われません。

オリジングループの仕組み 〜 3ステップで理解

ステップ1: 通常時
CloudFrontはユーザーからのリクエストを受け取ると、まずメインサーバー(プライマリオリジン)にコンテンツを取りに行きます。
ステップ2: 障害発生
メインサーバーがエラー(HTTP 5xxエラー)を返したり、応答しない(タイムアウト)場合、CloudFrontは障害を検知します。
ステップ3: 自動切替
CloudFrontは自動的にバックアップサーバー(セカンダリオリジン)にリクエストを送り直します。ユーザーは何も気づかずにコンテンツを受け取れます。
AWSアーキテクチャ図 3個のノード(円形)、7個のコンポーネント(矩形)、矢印や接続線で構成された図。17個のラベル付き要素を含む。 CloudFrontオリジングループの仕組み ユーザー CloudFront 世界中の エッジサーバー オリジングループ メイン サーバー バックアップ サーバー リクエスト ① 通常時:メインサーバーに接続 ② 障害時:バックアップに自動切替 1 2 自動切替 ×

オリジングループのメリット

止まらないサービス

メインサーバーが故障しても、バックアップサーバーが自動的に引き継ぐので、ユーザーは中断を感じることなくサービスを利用できます。

サーバー障害に強い

異なる地域(リージョン)にバックアップを配置することで、地域全体の障害にも対応できます。

設定がカンタン

AWSコンソールから数ステップで設定でき、複雑なフェイルオーバーの仕組みを自分で構築する必要がありません。

どんなときに使う?

シナリオ1: ECサイト

商品画像や商品情報を配信するサーバーが止まると、売上に直結します。オリジングループを使えば、障害時でも顧客は問題なく買い物を続けられます。

シナリオ2: 動画ストリーミング

動画配信サーバーが一時的に応答しなくなっても、別のサーバーから動画を配信することで、視聴者は途切れることなく視聴を続けられます。

シナリオ3: モバイルアプリ

アプリが使用するAPIサーバーにバックアップを用意することで、サーバートラブル時でもアプリユーザーは機能を利用し続けられます。

オリジングループを設定する方法

  1. メインとバックアップのサーバーを用意する
    S3バケット、EC2インスタンス、ロードバランサーなど、同じ内容のコンテンツを提供できるサーバーを2つ用意します。

  2. CloudFrontで両方のサーバーを登録する
    CloudFrontの管理画面で、メインサーバーとバックアップサーバーをオリジンとして登録します。

  3. オリジングループを作成する
    登録した2つのオリジンを使って「オリジングループ」を作成します。どちらがメインでどちらがバックアップかを指定します。

  4. 切替条件を設定する
    どんなエラーが発生したときに切り替えるか(HTTP 5xxエラーやタイムアウトなど)を設定します。

まとめ: オリジングループの特徴

項目 説明
目的 サーバー障害時のバックアップ(負荷分散ではない)
オリジン数 最大2つ(メインとバックアップのみ)
切替条件 HTTP 5xxエラー、タイムアウト
ユーザー体験 サービス中断を感じさせない(透過的な切替)
注意点: メインサーバーとバックアップサーバーは、同じコンテンツを提供できるように準備しておく必要があります。

Created by SSuzuki1063

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