🎯 AWS Organizations とは?
複数のAWSアカウントを一元管理するサービス
大企業が複数の部署(開発部、営業部、人事部など)を持つように、
AWSでも複数のアカウントを1つの組織として管理できます。
AWS Config
は、これらすべてのアカウントのリソースが
ルール通りに設定されているかを監視する「監査システム」です✨
🔄 2つの概念の違いを理解しよう
🤝 Trusted Access
(信頼されたアクセス)
組織レベルの権限設定なので、トップが許可を出す
AWS Config を Organizations 全体で使い始める時
👔 Delegated Administrator
(委任管理者)
「あなたを監査部長に任命します」と宣言
権限が付与された後に、担当者を決める
📋 セットアップの流れ:4つのステップ
AWS Organizations で複数のアカウントを1つの組織にまとめる。
例え: 各部署を統括する会社組織を作る
aws organizations create-organization
AWS Config が Organization 内のすべてのアカウントにアクセスできるよう許可。
例え: 「監査部は全部署に立ち入りOK」という社内規定を作る
aws organizations enable-aws-service-access \
--service-principal config.amazonaws.com
特定のメンバーアカウントを「AWS Config の管理担当」として正式に指名。
例え: 「セキュリティ部の田中さんを監査部長に任命」
aws organizations register-delegated-administrator \
--account-id 123456789012 \
--service-principal config.amazonaws.com
委任管理者アカウントから、Organization 全体に対して AWS Config の設定を一括適用。
例え: 監査部長が全部署に監査ルールを配布・適用
aws configservice put-organization-config-rule \
--organization-config-rule-name my-org-rule \
--organization-managed-rule-metadata ...
🏗️ 組織構造とアクセス権限の図解
・組織全体を統括
・Trusted Access を有効化
・委任管理者を任命
・AWS Config を一元管理
・全アカウントのルール設定
・コンプライアンス監視
Config ルールが自動適用される
Config ルールが自動適用される
Config ルールが自動適用される
📊 アクセスフロー
└─ Trusted Access を有効化
└─ 委任管理者を任命
2️⃣ 委任管理者(監査部長)
└─ Organization 全体の Config ルールを設定
└─ すべてのメンバーアカウントを監視
3️⃣ メンバーアカウント(各部署)
└─ Config ルールが自動的に適用される
└─ コンプライアンス状態が監視される
✨ この仕組みのメリット
一元管理
例: 100個の部署に同じルールを一度に適用できる
管理アカウントの保護
例: CEOは戦略に集中、実務は部長に任せる
効率化
例: 新しい部署ができても自動で監査対象に
統一されたレポート
例: 全社の監査結果を1つのダッシュボードで閲覧
セキュリティ強化
例: 「全部署でパスワード管理は厳格に」を徹底
自動化
例: 新規部署設立時も手動設定不要
必ず「Trusted Access 有効化」→「委任管理者登録」の順番で実行。逆はできません!
2. 管理アカウントでの実行:
Trusted Access と委任管理者の登録は、必ず管理アカウント(本社)で実行する必要があります。
3. 委任管理者は1つだけ:
AWS Config の委任管理者は、1つの組織で1アカウントのみ指定可能。
4. 削除の順序:
解除する場合は逆順で。「委任管理者解除」→「Trusted Access 無効化」
委任管理者には、セキュリティ専用の独立したアカウントを使用するのがベスト。
2. 最小権限の原則:
委任管理者にも必要最小限の権限のみを付与。
3. CloudTrail でログ記録:
すべての設定変更を CloudTrail で記録し、監査証跡を残す。
4. 段階的な展開:
まず小規模なOU(組織単位)でテストしてから、全体に展開。
5. 定期的なレビュー:
Config ルールとコンプライアンス状況を定期的に見直す。
🎓 まとめ
🏢 企業の監査システム = AWS Config × Organizations
Trusted Access(信頼されたアクセス)
= 監査部門への全社アクセス許可
「全部署に立ち入りOK」という会社の規定
委任管理者(Delegated Administrator)
= 専任の監査部長を任命
「田中さんを監査部長に任命」という人事発令
この2つを組み合わせることで、
効率的で安全な組織全体の監査体制
を構築できます✨
組織レベルの
権限設定
(最初に1回)
実務担当者の
任命
(Trusted Access の後)
🎯 セットアップの流れ
1️⃣ Organizations 作成
2️⃣ Trusted Access 有効化
3️⃣ 委任管理者登録
4️⃣ Config ルール一括設定
この順序を守れば、
安全で効率的な監査システム
が完成!🎉